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ここのところ、価値観が変わるような本を何冊も読んでます。
でも、この本がたぶん今の私が読まないといけない本かなと感じました。
その本は「自分の小さな「箱」から脱出する方法」。実は今回で読むのは3回目。同じような状況に陥るたびに思い出して読みたくなる本です。
「俺は間違ってない!」「悪いのはあいつだ!」と口に出さないまでも、こう考えて腹を立てたりすること、あなたにはないですか?
この状態が「箱」に入った状態。私は最近頻繁に箱に入ってしまっていました。この本、2回も読んでたのに。
どうやって脱出すればいいのか、わからなくなっていたので再読しました。
箱に入るのは自分への裏切りから
人は「自分がすべきこと」に背いて、他の人にどうあるべきかという自分の感情を裏切ることで、箱に入ってしまいます。
この本で挙げられている例だと、赤ちゃんが夜泣きをして目が覚めた。奥さんは目を覚まさない。この時、起きて赤ちゃんをあやさなければと感情がありながら動かない。こんな時に箱に入ってしまいがち。
自分にも身に覚えがあるのですが、自分が起きればいいのに起きない。そして、「何で妻は起きないんだ!俺は明日会社があるのに!」という感情。
自分の感情を裏切ると、今度はそれを正当化して「相手のすべきこと」を責めるようになります。これが箱に入った状態。
改めて読んで、グサグサ刺さりました。だって、最近私こういう感情ばかりだったんです。
箱の外に出るにはどうすれば良いのか
では箱の外に出るにはどうしたらいいのでしょう。
誰かを責めるというのは自分が箱の中に居て、自分を正当化するための手段でしかありません。
なぜなら、相手を責めたところで何も目的は達成されないからです。
箱の外に出るには、相手のことを自分と同じように希望や心配ごとを持った一人の「人間」として見ること。
そして、それに対して「自分がやるべきこと」を裏切らないこと。すべてのことに対応できなくても「やらなきゃ」という感覚を大事にすること。
なかなか明確な書き方はされていないのですが、これがこの本で書かれている答えかなと思います。
あとは相手が箱の中に居ると感じても、自分は箱の外に居ることも重要。
自分が箱の中に居ることで他の人まで箱の中に留めてしまうことになります。非難合戦をしても何も産み出しません。
分かってはいても難しい。でも…
最初に書いたように、今回この本を読むのは3回目。
主人公の状況とまったく同じような状況に陥るたびに読んできました。でも、気付くと私は箱の中。そろそろ学習しましょう。
3度目の正直で、今度こそ箱の外に居続けられるよう、他人のことを意識するようにしていきたいと思います。