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VISAはApple Payに対応していません。
でも私のiPhoneのWalletアプリではiDやQUICPayとして、VISAブランドのカードも登録することができています。
これはVISAが対応しているというより、楽天カードや三井住友カードといったカード会社がApple Payに対応しているためです。
ではVISAブランドのカードはApple Payで何ができないのか。
手持ちのカードで試してみました。
手持ちのクレジットカードで実験
私のiPhoneには、手持ちのクレジットカードがたくさん登録してあります。
VISAブランドのカードもiD、QUICPayとして登録できています。
▲下から楽天VISAカード、三井住友VISAカード、Suica、VIEW JCBカード、 Amazonマスターカード
このうち、VISAブランドのカードである楽天カードと三井住友カードでは何ができないのでしょう。
VISAカードでSuicaのチャージは可能か?
iPhoneのWalletアプリで、Suicaをチャージしてみましょう。
上の画面でSuicaをタッチ。
下の「i」マークをタップして、「チャージ」を選びます。(記事執筆中に誤って5,000円チャージしちゃったので左右で残額が違いますが…)
チャージ金額を指定すると、Apple Payに登録しているどのクレジットカードでチャージするかを選ぶ、以下の画面になります。
▲VISAブランドのカードである三井住友カードと楽天カードでは、Suicaにチャージできません。
「APP内およびWEBでの支払いにはご利用できません」と書いてあります。
今のところ私は経験ありませんが、WEBでの買い物の支払いでApple Payを使う際も、VISAブランドのクレジットカードでは駄目なようです。
Suicaアプリを使えば、VISAでSuicaのチャージが可能
Apple PayでSuicaが使えるようになったのに、クレジットカードでチャージができないと不便です。
でも、Suicaアプリを使えばVISAブランドのカードでもチャージすることができます。
▲Suicaアプリのクレジットカード設定画面には、VISAも対応していると明記されています。
これはApple Payとはまた別の設定です。ややこしいです。
iPhone標準のWalletアプリではなく、Suicaアプリでチャージをしようとすると、以下の画面になります。
▲上でビューカードと、Apple Payの2つのボタンが表示されています。
左側のボタンはSuicaアプリで設定したカードでのチャージで、右側がApple Payでのチャージです。
私はビューカードにしていますが、左のボタンだと、VISAブランドのクレジットカードでもチャージ可能です。
▲一方、右側のボタンでApple Payでチャージをしようとすると、Walletアプリでチャージする時と同様のカード選択画面が表示されます。こちらではVISAは使えません。
まとめ
Apple PayにはVISAは対応していないと聞くのですが、iDやQUICPayも使えるし、Suicaアプリを使えばSuicaへのチャージも行うことができます。
じゃあ、何ができないんだろうと疑問に感じたのでまとめてみました。
実際のところ、WEBでApple Payを使うことがないので楽天カードや三井住友カードのように、カード会社としてApple Payに対応していれば困ることは無さそうですね。
ちなみにSuicaの残額が一定額を下回ったらチャージしてくれる「オートチャージ」に使えるのは、VISAとかJCBとか関係無く「ビューカード」だけです。これもまたややこしく感じる理由です。私は「オートチャージ」のために「ビューカード」を作りました。
以上、参考にしてください。