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PowerPoint資料作成術の2回目です。
前回の記事はこちらです。
ネタを何にしようか悩んでたんですが、資料の見た目を良くしたい方が多いと思うので、その辺を取り上げてみます。
芸術的なセンスは私は無い方だと思います。ただ、セオリーがあるのである程度まではセンス関係なく資料の見栄えをよくすることができます。
プレゼン資料の見た目を良くするには「サイズ」と「位置」を揃える
伝えたいことを並べてみると…
では、まず修正前の資料から。
▲修正前の資料の例。題材は今回も新幹線で。
前回ご紹介した方法で、箇条書きを避けて伝えたいことをパーツ化して資料を作ろうとすると、よくパーツがバラバラになって、上の例のようになります。(実際にはもう少しマシに作りますが)
こういったパーツを並べた資料を作成する際は、各パーツの「位置」と「サイズ」を揃えることを意識しましょう。
配置された各パーツの位置やサイズがバラバラだと、とても落ち着かない印象になります。
まずは「位置」合わせ
揃えるのは位置からでもサイズからでも良いのですが、今回はまず位置を合わせてみます。
▲各パーツの位置揃えは「配置」メニューを利用して行います。揃えたいパーツをマウスでまとめて囲って選択したら、「配置」メニューの「配置」から揃え方を選びます。
▲左端と上端を揃えた結果がこちら。
多少マシになりましたが、揃えていない右側がガタガタです。
下端も最初のサンプルでたまたま揃っていただけで、そうでなければ同じくガタガタのはず。
次に「サイズ」合わせ
そこで次は各パーツのサイズを合わせていきます。
▲サイズを揃えるには、こちらも対象のパーツをまとめて選択した上で、図形ツールの書式メニューの中にある「サイズ」を設定します。「高さ」「幅」を入力すると全てまとめて同じサイズに設定できます。
▲高さと幅をそれぞれ同じにしました。整ってきました。
最後に整列
最後にパーツの間隔を整えます。
これにはまず整列機能を用います。
▲整列する単位は、今回のこの資料だと新幹線の名前とその説明の2つのパーツで1セットです。
なので、この2つを選択して、「配置」メニューから「グループ化」を選びます。グループ化しておくと、以後その2つのパーツは1つの固まりとして扱うことができます。
「のぞみ」「ひかり」「こだま」で3つのグループを作成したら、間隔を整えるために「整列」させます。
▲3つのグループを選んだ状態で「配置」メニューから今回は「上下に整列」を選びます。
▲整列した結果がこちらです。
まとめ
図形を使った資料の見栄えを良くするには、まず第一に利用したパーツの位置やサイズが揃っていることが重要です。
今回の最初の例はわざとかなりバラバラにしましたが、微妙に揃ってないとか、ほんの少し大きさが違う資料をよく見かけます。
そこを綺麗に整えてやるだけで整理された印象の資料になります。ぜひ意識してみてください。
ちなみに資料作成については、以下の本が非常にオススメです。