「アリのす観察キット」で蟻を観察 ~ 小学2年生 夏休みの自由研究

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今年も子供たちは夏休みに突入。

昨年に続き、自由研究の宿題をどうするか、(主に親が)悩む時期がやってきました。

今年、小学2年生の次男くん。去年はアリが好きなものを調べました。

1年生の自由研究としては良くまとまったと思います。

それに味をしめたわけではないのですが、彼はアリ好きなので今年もアリをテーマにすることにしました。

準備したのがこれ。学研の「アリのす観察キット」です。

アリのす観察キット

今年は既製品に頼ることにしました。学研のアリの巣キットは私が子供の頃から「x年の科学」の付録としてありましたね。

現在は独立したキットが製品として販売されています。

アリの巣観察キットのパッケージ裏面

▲観察用のケース以外にガイドブックや、巣を書き写すための観察シートなどが入っています。ケースの蓋の部分は取り外してアリを集めるために使うカプセルになっています。

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まずはアリ集めから

アリの巣を観察するためには当然ですがアリが必要です。ケースの蓋の部分に付属しているカプセルを使います。

このカプセルは蓋を回すとサイドの一部分にアリの入り口ができます。真ん中に餌を置いて集まったら穴を閉じて回収します。

バウムクーヘンでアリ集め

さっそく近所の公園に移動してアリ集め。餌は昨年の自由研究で人気だったバウムクーヘンを使います。

昼間はアリの活動も鈍るようなので、朝夕の涼しい時間帯が良いと思います。

アリの巣のそばに設置

アリの巣を発見。横に餌をセットしたカプセルを置きます。

アリ確保

5分もしないうちにアリが集まりました。

キットにアリを移す

キットの解説には集まったら、ケースにアリを移すことを何度か繰り返すと書かれていましたが、餌からケースに移るのを待てなかったので餌ごとケースに。

実はこれが失敗で、後々この餌がカビることに。ケースからこのカプセルに移るのは大変そうなので我慢して待ったほうが良かったです。

観察キットで観察開始

カプセルでのアリ集めをもう一度繰り返して、ケースに戻しました。集めたアリは10匹強だと思います。

キットには白と茶色の2色の土がセットされていて、下の方の茶色の土をアリが運び出すと目立つようになっています。

アリの巣観察

アリが集まったら、あとは巣を作ってくれる様子を観察していきます。

アリの巣作りの様子

1日程度で白い土の部分をアリが潜っている状態になりました。すでに通路ができているようです。

アリのす観察シート

キットにはこのような観察シートが付属しています。このシートでケースにできた巣の様子をなぞって、毎日の巣の様子を記録していきます。

ただ我が家はどうも最初に土を入れ過ぎたようで、このシートでは収まりきらず。別のトレーシングペーパーに記録しました。

アリの巣観察結果

記録した結果はこんな感じです。これを毎日続けて、前の日からの変化を本人に書いてもらってます。

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アリの巣楽しいです

今回は女王アリを捕まるといった本格的なことはせずに普通の働きアリを集めてきただけですが、この後3日目くらいには茶色の部分まで巣を作ってくれています。

毎日ちょっとずつ巣が大きくなっていくので大人も見ていて楽しいです。

昨年の好きな餌の観察よりは時間がかかりますが、数日で巣の様子が変わっていきます。手間も最初のアリ集めくらいなので自由研究としては、お手軽な部類だと思います。

お子さんの夏休みの自由研究ネタにいかがでしょう。

この記事を書いた人

阿部 雅彦 (まさ)

1971年 大阪市生まれ。現在は東京の下町に在住。
都内のメーカーで技術系スタッフとして働くサラリーマンブロガー。
高3と中2の二人の息子の父。
iPhoneアプリを駆使して毎日の行動を記録。人呼んで「変態ライフロガー」。