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大塚彩子さん(彩さん)のビリーフリセット・カウンセリングの個人セッションを受けてきました。
今回が3回目、最後のセッションです。
前回のセッションでは「このままの自分には価値がない」というビリーフ(刷り込まれた思考パターン)が掘り起こされました。
そのようなビリーフを持っていると自覚したことで多少は客観的に捉える意識を持つようになってきました。
ただ、心の奥底で潜在意識としてあるものなのでなかなか手強いです。ちょっとしたきっかけで怒りや落ち込みといった激しい感情が吹き出してしまうことが、セッション後もまだあります。
まだまだ潜在意識の奧にあるビリーフがありそうです。最後のセッションでは、この辺りをさらに深く掘り起こしていただきました。
他者にとって良い選択をすれば大丈夫
今回最後に掘り起こされたのは2つの大きなビリーフ。
1つ目は子どもの頃の私の家庭環境が原因で作られたもの。
「母の言うとおりにしないといけない」、「言わないと叱られる」。
こういった感情が(恐らく)原因で「他者にとって良い選択をすれば大丈夫」というビリーフが出てきました。
「他の人」って誰か分からないし、人それぞれ「良い」という基準も違うから誰にとっても「良い」という基準なんてないことは頭では分かってるんですけどね。
でも心の奥で「どうすれば他の人が良いといってくれるだろう」ということが、確かにいつも気になっています。
他人軸で「他の人が良い(と思うであろう)こと」が、自分軸の「ワクワクすること」よりも優先順位が常に上なので、自分で選んでやっていることなのに楽しくないというのが現状。
しかも「このままの自分には価値がない」というビリーフもあるので、自分軸の基準になる感性・感情・感覚という3つの「感」に信頼が置けていないんですね。
このビリーフを解いていくためには、自己肯定力を高めて自分の「感」を信じることを意識的に行っていくしかないのかなと思います。
先日読んだ本がちょうど良いとっかかりかなと思うので、試していきたいと思います。
笑ってはいけない
ここまでセッションを進めてきたところで、彩さんから「目を閉じて、これから言う言葉を感じてみてください」と言われました。ちょっと気になるキーフレーズが出てきたそう。
そこで言われたのが次の2つの言葉。
「私は楽しんではいけない」
「私は笑ってはいけない」
「私は楽しんではいけない」の方は特に何も感じませんでした。
ただ「私は笑ってはいけない」には心の奥がザワザワ反応しました。何なんでしょう、これは。。
「ちゃんとやってる」「マジメにやってる」ならば、笑顔になってはいけない。笑ってはいけない。
指摘されて自覚できましたが、私の奧にはこんな感覚があります。
苦しい顔をしていないと他人には分かってもらえないといった感覚です。「まじめ」「きっちり」と、笑わない「深刻さ」が私の中でセットになってます。
妻にも「笑って」とよく言われます。職場で「あまり仕事中に笑顔を見ないけど大丈夫?」と聞かれたこともあります。
これ、彩さんによると家族の呪縛ではないかということです。確かに我が家(実家の方です)の家族は笑顔が少ないです。母がゲラゲラ笑ってるのなんて見たことないかも知れません。
ハッキリとした原因は分かりませんが、何らかの「家族の連鎖」があるのかも知れないです。
以前読んだこの本のことを思い出しました。
自分で以下のように書いていましたが、やはり根本のところで繋がっていました。
なぜか同じ状況で腹が立ったり、落ち込んだりすることが私にはあります。
こういうよく分からない感情は、家族関係の中で産まれたり、受け継がれてきたものなのかも知れないなと、この本を読んで思うようになりました。
私が断ち切らないとこの連鎖は続いてしまうかも知れません。呪縛を解きましょう。
セッションを終えて
なぜだか分からない、怒りや落ち込みの感情をなんとかしたくて今回3回のセッションを受けました。
その結果、最後に大きなビリーフを2つ掘り起こしていただきました。特に最後の「笑ってはいけない」ビリーフは、彩さんの経験があったから掘り起こすことができたのだと思います。
私は笑っても良い。特にこれが私にとってはインパクトがありました。セッションが終わってから、心の引っかかりが取れたような感覚を今持っています。
今回、潜在意識にあるビリーフとそれに基づいてどういう心の動きをしているのか、自分で理解できずにいたことが少し紐解けたように感じています。
ビリーフ自体はまだ無くなったわけではありません。まだトリガーとなることが起きると心が動きます。
ただ潜在意識の奥底で得体の知れない状態だったものが、今は覗き込めば見える状態になった感覚です。
これから自分の心と上手く付き合って、これらのビリーフを少しずつ解いていきたいと思います。
今回の機会は非常に貴重な体験でした。彩さん、どうもありがとうございました。