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今も昔も夏休みの宿題の定番は自由研究。
私が子供の頃は、何をやろうか毎年憂鬱でした。工作とかで誤魔化した記憶があります。適当に済ませたせいか、今となってははっきり思い出せません。
今年もまた息子たちに自由研究が宿題に出ました。
小学1年生の次男に何をしたいか聞くと、アリの観察がしたいそう。学校でもアリを眺めたりしているそうです。ただ、虫眼鏡で眺めるというだけでそれ以上は考えていなかった様子。
昔、学研の教材に付いてきたような透明ケースに入れて、巣を観察するというのを思い出しましたが、あれは面倒。
割と簡単にできそうな観察ということで、「アリの好きなものを調べてみようか?」ということで、一緒に調べてみました。
やってみたら、親も楽しめた上に割と意外な結果が出ました。
アリの観察 1回戦
観察の準備
まずは観察の準備。適当なボール紙の裏に比べたい餌を並べます。
砂糖、塩、味の素、ココア、インスタントコーヒー、そしてポテトチップスを砕いたものにしました。
息子も私も予想は砂糖が一番人気。さて、どうなるでしょう。
砂糖が一番人気と思いきや
実験を行った日は35度を超える猛暑日。日中はどこにもアリが居ません。夕方、少し日が落ちてきた頃にようやく巣を発見。
近くに餌をそっと置いてみました。
30分ほどすると、この通り。
左上のあたりにアリの巣があるんですが、一番人気はなんとポテトチップス。
手前に砂糖があるにも関わらず、まずはポテチを運ぶアリさん達。塩には集まらないので油が好みなんでしょうか。唯一の加工食品が圧勝でした。
砂糖よりもダントツ人気だったのが、とても意外でした。
その後、朝まで置いたらポテトチップスの次に砂糖も運んだようでなくなってました。ココアも少し運んでましたね。
面白そうなので観察2回戦
加工食品と生鮮食品で再度実施
小学1年生の自由研究としては、もう十分な気もしたんですが面白かったので、翌日もう1回試してみることに。
加工食品が強そうなので、今度は他の加工食品に加えて、生鮮食品のスイカとキュウリで前日のチャンピオン、ポテチに挑みます。
この日の餌は左上からポテトチップス、スイカ、バウムクーヘン、スルメ、キュウリ、ハム。
さて結果は、、、
2日目の観察結果
前日と同じく夕方から観察を開始。
前日と比べても早いペースでアリが集まってきました。
雨が降ってきたので前日より早い時間で観察を切り上げましたが、1時間ほどでこの通り。
最初はポテトチップスが人気でしたが、途中からバウムクーヘンに集まり始めて最終的な一番人気はバウムクーヘンでした。
スルメやハムも人気。翌朝まで放置しておいたらかなり運ばれてました。スイカとキュウリにも翌朝までにはアリが集まってましたが、他の餌と比べると不人気という結果に。
まとめて終了
さて、最後は結果のまとめ。
これが高学年なら、なぜ加工食品に集まったのかとか、いろいろ考察をさせるところ。ただ、小学1年生ですしね。親としても何だか十分やりきった感があるので、最初の予想と結果を写真と一緒に画用紙に貼り付けて宿題終了です。
本人にやる気があれば、もう1枚感想くらい書かせようかなと思います。
自由研究まだのお子さんにオススメ
実際、なんで砂糖よりポテトチップスなのかとか、軽く調べてみてもよくわかりませんでした。油とか添加物の魅力恐るべしということなんでしょうかね。
親の予想とも違う結果が出て楽しい実験になりました。
観察1回だけなら、家にあるもので数時間で終わります。自由研究まだのお子さんをお持ちのお父さん、お母さん参考にどうぞ。並べる食品を変えてみたり、オリジナリティー出してみると面白いと思います。
Amazonを見ると自由研究特集とかもやってますね。
1年後はアリの観察キットを使って自由研究をしました。https://masalog.net/summer-holiday-research-2016.html