この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
神田昌典さんの『成功者の告白」を読みました。
お友達の「面白かった!」というFacebookでのコメントを見て、手に取った1冊です。
物語仕立てになっていることもあり、とても読みやすく、一気に読み終わりました。
確かに面白かったです。そして非常に勉強にもなりました。
成功者を待ち受けるダークサイドと対応法
経営コンサルタントである神田さんが、多くの成功者から相談を受けてくる中で気付いた、ビジネスが成長していく中で起こる出来事のパターン。
それを複数の実話をベースに物語化したのが本書です。
物語ではあるサラリーマンがリストラされたことをきっかけに独立してから、5年間に起こる典型的な出来事が描かれています。
起業してそのビジネスが成功する。第三者の立場から見ると、夢のような出来事です。
ただ神田さんによると、ビジネスが成功すると往々にしてその裏では家庭が破綻したり、ビジネスが行き詰まったり、社内の人間関係が破綻したりといった典型的な問題(「地雷」と表現されています)がパターン化して現れるのだそう。
この地雷を回避することは難しいそうですが、それを乗り越えられることを知って立ち向かう覚悟と克服する力を与えるのが本書の目的のようです。
また、発生した問題への対応法として戦略構築やマーケティング、セールス、マネジメント、コーチングなどのノウハウが紹介されているのも、本書の特長。物語を読む中で多才な領域のスキルの触りを学ぶことができるようになっていました。
あとがき
私は独立や企業を具体的に志しているわけではありませんが、単純に物語として非常に興味深く読むことができました。
成功者の多くに共通しているパターンということで、成功者を見る観点が変わってきそうです。
これから起業しようとしている方はもちろん、企業の中で成果を出したいと考えている方にもオススメの一冊です。読みやすい本ですのでぜひどうぞ。
最後に。この本を紹介してくれたお友達も、この本について記事を書かれています。そちらの記事もぜひどうぞ。