ランニングアプリの機能比較③「Nike+ Running」

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

ランニングアプリの紹介、今回は3つ目です。

その他のアプリについては、以下をどうぞ。

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「Nike+ Running」 走るモチベーションを上げてくれる人気アプリ

今回ご紹介するのは「Nike+ Running」。
Facebookのタイムラインでも利用されている方をよく見かける人気アプリです。

このアプリ、ランニングの記録自身は非常にあっさりとしています。
RunKeeperやRuntasticの記録にあった、スピードやアップ・ダウンの表示も無く、iPhoneを横向きにすると1kmごとのスプリットタイムが表示される程度です。 履いているシューズで何キロ走ったかという情報がちょっと変わっているかなという程度。

Nike Dashboard split

過去の記録の累計やベスト記録を確認してモチベーションアップ

このアプリが良いのは、また走りたいというモチベーションを上げてくれるところ。RunKeeperやRuntasticのように、ランニングのデータを分析してくれるアプリとは、一味違います。

その機能の1つが、自分のこれまでのランニングの累計やベストな記録を確認しやすくされているところ。 例えば、アプリを起動すると次のように、これまでの総走行距離を確認することができます。

Nike startup

また、画面を切り替えると、以下のようにこれまで走った最長距離や時間、一定距離の最速タイムとそれがいつのランニングで達成されたものかを簡単に確認することができます。

record

総走行距離を意識することで、ここまで積み重ねた距離が自信になりますし、区切りとなる距離まで頑張ろうという意欲にも繋がります。 また、自分のベストタイムや走行距離の記録を破るためには、やはり積み重ねてコツコツ走ることが必要。長い期間記録を更新できないと、もっと頑張らないといけないなという気持ちになってきます。

友達との競争でモチベーションアップ

モチベーションアップに繋がるもう一つのポイントが、友達とのランキング機能です。 RunKeeperやRuntasticでも友達と繋がる機能はありましたが、これらのアプリは単にその友達の運動の状況を確認する程度のものでした。 一方、Nike+では友達との間で走行距離や出走回数で次の画面のようなランキングが設定されます。

Ranking
走った距離や回数で順位が近い友達がライバルのように設定され、起動時の画面で「逆転されるかも」とか、「もうすぐ抜けそう」といったメッセージで煽られます。

こういった友達とのランキングが表示されるのは、Nike+だけ。他の人に負けないように頑張ろうという気にさせてくれます。超強敵揃いですが・・・

インドアモードで屋内でのランも計測可能

もう一つ、Nike+独特の機能がインドアモード。

RunKeeperや、Runtasticではスポーツクラブでトレッドミル(ランニングマシン)でランニングをした際は、GPS情報が使えない(その場で走ってるだけですから)ので手動でデータを入力する必要があります。

それに対して、Nike+にはインドアモードがあります。このモードでランニングをすると、恐らく振動等で測っているのだと思いますがトレッドミルでのランニングも、距離と時間、途中のペースを測定することができます。

トレッドミルに表示される距離とも、不思議と大きな誤差がありません。十分使い物になる機能です。

Workout setting ロケーション

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まとめ

Nike+はランニングに対するモチベーションをアップさせるために、過去の自分の記録や友達との比較といった機能を充実させたアプリ。 ランニングの記録と分析が主体の他のアプリとは一線を画しているアプリです。 自分のベスト記録や、友達との競争を意識することで走る意欲が確かに変わることを実感できる、ランニングを楽しく続けるためのアプリです。

この記事を書いた人

阿部 雅彦 (まさ)

1971年 大阪市生まれ。現在は東京の下町に在住。
都内のメーカーで技術系スタッフとして働くサラリーマンブロガー。
高3と中2の二人の息子の父。
iPhoneアプリを駆使して毎日の行動を記録。人呼んで「変態ライフロガー」。