計るだけ。ゲーム感覚でダイエットしてみませんか。

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体重変化の全体像

これは約2年半前からの私の体重の記録です。白のラインが(多分)一定期間の平均で、ピンクが日々のブレを示しています。
グラフの始まりの約2年半前が私の体重のピークでした。

青から薄い色に変わったあたりがBMI(肥満度)25(肥満と標準体重の境界線)なので、現時点でも正直まだ多少重めですが、数値的には一応肥満からは脱出しました。

運動は最近でこそスポーツクラブに通っていますが、スポーツクラブに通いはじめたのはグラフだと体重の減りが停滞している2011年の6月からです。
グラフを見ると、そこまでの期間に5㎏以上痩せていますが、ここまでの期間は「計るだけダイエット」、要は体重計ってただけでした。

この本がきっかけ

結婚してから遅い時間に帰宅しても毎日しっかり夕食を食べるようになりました。 日が変わるような時間帯でも、夕食を準備してもらえる環境になり、それをご飯をおかわりして、晩酌までしていたらそりゃ太りますね。

当時は体重を測るのは年1回の健康診断の時だけだったのですが、毎回順調に増加。増えていく体重を気にはしていたものの、当時は特に何も対策をしないまま。気がづけば冒頭のグラフの通り立派なメタボができあがりました。途中、禁煙した影響も多少はあったかもしれません。 

私は身長171㎝なので標準体重は約64㎏。なので、当時は20㎏以上の重量オーバー。
お腹周りの贅肉も気になるし、体重が増えたせいか踵を痛めたり、定期健康診断で呼び出しを食らうようになったりと影響も出始め、まずいなぁという気にはなっていました。そんな時に出会ったのがこの本です。

この本の著者は、NHKの「ためしてガッテン」の元ディレクターさん。

メタボがいかに危険かを前半で説明した上で、その危険を回避するための手段として、番組で紹介した「測るだけダイエット」を実践するためのテクニックと、それを継続するためのコツを紹介した1冊です。

ご自身で何度か意図的に太ってはこの方法で痩せるということを繰り返して実践され、その経過も載っています。

今となっては「測るだけダイエット」は有名なのでご存じの方も多いと思いますが、実践方法自体はきわめて簡単。 「朝晩2回体重を計って、それをグラフにして見える化する」だけです。 自分の体重増減を見える化することで、食生活や運動不足を自覚して意識の改善に繋げようという方法です。

とりあえず体重計るだけなら簡単ですし、とりあえず計ってみるかと思ったのが 2010年の6月。 毎年の健康診断が間近でまた今年も増えた体重が記録されちゃうな、と少し鬱になっていた時期。実際、測定を始めた直後の定期健康診断では色々数値がひっかかって、要生活改善の指導を受けていました。

やってみたら楽しくなってきた

体重を小まめに計ってグラフにしてみると、遠目に見るとというレベルですが右肩下がりになっているのがわかるようになりました。

今から考えると、体重の記録を始める直前の時期は特に暴飲暴食していた時期。記録した体重を毎日見続けた結果、半分無意識にそれを抑えることに繋がったのだと思います。最初の1か月で2㎏程度ストンと落ちました。それまでとの違いは本当に体重を計り始めただけで、この頃は運動らしい運動はしていませんでした。

基本的に体重は新陳代謝でカロリーを燃やす分と、食事で摂取するカロリーとのバランスで変動します。

それまでのバランスが崩れていたのを正すだけでも、何も意識していない人と比べると格段に効果が出るようです。

1か月2㎏だと1日当たりは100g。このほんの少しの積み重ねが続けば、それなりに結果が出てきます。

私の場合は、このように始めてすぐにある程度効果が見えたので、体重を測定するのがすっかり楽しくなって、習慣化することができました。

ただ、このレベルだとダイエットにあまり気合いを入れていないので、意識が緩むとすぐに反動が来ます。

体重の記録開始2か月後の夏休み。体重測定は習慣になっていたので継続していたのですが、長期休暇で食事や飲酒の量が増えると、すぐにそれまで減った体重が戻ってしまいました。

これは今でもそうですが、毎日の積み重ねでコツコツ体重を減らしても、増えるのは一瞬なんですよね。

せっかく2か月かけて減らした体重は一瞬で戻るどころか、過去最高値をマークしてしまいました。
ちなみにこのときの体重が私が把握している中で過去最高値です。

暴飲暴食をするとすぐに翌日の体重に反映されるのが分かり、以降はある程度意識的に間食を控えたり、遅い夕食でご飯を1膳にしてみたり(それまでは満腹になるまで食べてました)していたのを、少しずつ抑えるようになりました。

私の場合、グラフにすると緩やかに右肩下がりになっているのが分かって、これがモチベーションに繋がりました。見える化って大事です。これからダイエットにチャレンジされる方は紙でもいいので、体重を記録してグラフ化すると良いと思います。

一気にダイエットしてもリバウンドすると聞いていたし、色々我慢をしてストレスをためるのは止めようと思っていたので、必要以上の我慢はしていません。後で帳尻を合わせばいいや、と考えて、飲み会等も普通に行ってました。
ダイエットと言っても、体重を計った以外はこの程度の心がけレベルなのですが、結局その年の年末までに6㎏以上、体重を減らすことができました。この時期までの体重推移を拡大したのが下の画像です。

Diet

まとめ

最初の画像を見てもらうとわかりますが、今年に入って正月太りで少し戻したあたりから減りが緩やかになっています。

体重の見える化で食生活改善をするだけでは、ある程度のレベルまでが限界なのかなとは思います。ただ、暴飲暴食をしてもそれが結果として見えるので、それが続いてまた元の木阿弥ということは避けられています。

このレベルからさらにダイエットするには、運動も取り入れないと駄目なのかな、ということでちょうど近所にスポーツクラブができたのもあって、去年の中頃からは運動もきちんとしています。ただ、運動と体重の変更の関係は、スポーツクラブ行った翌日に体重が減るかというとそうでもないのがわかりにくいところ。この辺の体の仕組みも勉強していきたいなと思います。

この記事を書いた人

阿部 雅彦 (まさ)

1971年 大阪市生まれ。現在は東京の下町に在住。
都内のメーカーで技術系スタッフとして働くサラリーマンブロガー。
高3と中2の二人の息子の父。
iPhoneアプリを駆使して毎日の行動を記録。人呼んで「変態ライフロガー」。