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小学校の頃に書道を習っていました。
当時はそれなりに綺麗な字を書くことができていた記憶があるのですが、今では見る影もなくなってしまいました。
ノートやメモに書き殴った字は読めたもんではありません。
どうにかしたいと考えていたところに、この本のタイトルに惹かれて読んでみました。
この本、前半ではペン字業界の内情を挙げた上で、通信講座程度の生半可な反復練習程度では、字は決して上手くならないと言い切っています。子供の昇段・昇級基準はたくさんある団体によって異なっている上に、大人より甘く設定されているので「小学校のとき○段でした」は恥ずかしいセリフ、だとも。
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綺麗な字を書くための3つのコツ
では、「うまい字」とはどういう字なのか。
綺麗な字、上手に見える字を書くには毛筆で書いたのと同じような特徴を持った字を書けば良いとのこと。
そのためには、次の三点を意識するのがコツだそうです。
- 道具を選ぶ
上手く見える字を書くためには、まず道具が大事だそうです。この本ではゲルインクのボールペン(例えば、下に紹介するサラサクリップ)を勧めていました。私は0.5mmのジェットストリームが書きやすいので、4&1を愛用しています。
あと、下敷きをきちんと使うのも大事だそうです。 - 字にメリハリを付ける
小学校の書道でも起筆・トメ・ハライって習いませんでしたか? 丸文字が決して上手な字とは言われない理由はこれらがきちんとしてないからだそうです。適切な道具を使って、鉛筆やボールペンでも、メリハリを付けて、払うところは払うことを意識するだけでだいぶ違うそうです。 - ひと手間かける
やはりきれいに見える字を書くためには、ゆっくり丁寧に書くこと、ここぞと言う時には鉛筆で補助線を引いて、図形としてきちんと整えることが大事だそうです。
ゆっくり丁寧にという基本がやっぱり大事か。素早く書くメモ書きの字を綺麗に、っていうのは少々虫が良い話だったかな。でもメリハリをつけるのはできそう。意識してみよう。