この支出は将来の資産を増やす?「10年かけて資産をつくろう! 『投資脳でつける家計簿』講座」

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講座タイトルスライド

コミュニティにも参加して、最近いろいろ教えてもらっているお友達のトレーダー 石澤さんの「10年かけて資産をつくろう! 『投資脳でつける家計簿』講座」に参加してきました。

現在、お金の管理全般には「マネーフォワード」を使ってます。

身の回りのお金のことについては「マネーフォーワード」が各口座から自動的に出入りを自動で集めてきてくれている状態。なので、今回の講座については、これ以上家計簿について何かできることがあるのかという気持ちで参加しました。が、参加した結果、「家計簿」初めて見ることにしましたよ。

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目標は「自分にとって最適なお金の増やし方を考え、特に重視する項目を特定する」こと

今回の講座の目標は「自分にとって最適なお金の増やし方を考え、特に重視する項目を特定する」こと。

使ったお金が自分にとって「(有形無形の)資産」を生み出すために必要な「経費」や、将来に向けた「投資」なのか。それとも、何も生み出さない「浪費」なのかを意識しようというのが、今回のキーポイント。

意識し続けることで、お金を使う際に「その支出は資産を増やすのか?」と、頭の中に声が聞こえてくるようになるそうな。

お金の管理も、時間管理も同じ

これ、聞いていて感じたのは、時間の使い方も同じだなということ。

私が毎日使っているタスク管理アプリ「Taskuma(たすくま)」では、1日の中で行うことを細かいタスクに分けています。

これらのタスクは、その内容に応じて分類することができるのですが、私はこの分類を大きく次の4つの「プロジェクト」に分けて考えています。

  • 「経費」やらないと何か問題が発生する「やらないといけない」こと (仕事に行く、治療のための通院、引き受けた頼まれごと 等)
  • 「投資」将来のためにやること (読書、セミナー参加、スポーツクラブ、ランニング 等)
  • 「消費」日々やらざるを得ないこと (食事、睡眠、着替え、入浴 等)
  • 「浪費」後に何も残らないこと (SNS、ゲーム、漫画、何となく観るテレビ 等)

睡眠は「消費」かとか、映画を観に行ったりする「楽しみ」も「浪費」かとかいう点は気になりますが、だいたいこんな感じで、今やってるのは「浪費」だなとか、これは「備え」だなとかを記録の際に意識してます。

この分類のベースは、以下のブログ記事と勝間和代さんの古い本、もっと遡ると「7つの習慣」です。ただ、食事や睡眠をどう分類するかがしっくりこなくて、「消費」として自分流にアレンジしています。


▲私が設定している「たすくま」のプロジェクト。こんな感じで細かく分けてはいますが、10番台が「経費」、20番台が「投資」、30番台が「消費」、40番台が「浪費」と大まかには4つに分かれています。

行動をどの分類に分けるかは人それぞれだと思います(石澤さんは漫画は「投資」っぽい)が、「たすくま」で分類されたこれらの行動をポチッとすると、今自分が「投資」の行動をしているのか、「浪費」の行動をしているのか、多少なりとも意識するんです。

「経費」とか「浪費」とか、これをお金を使う時にも、もっと意識すれば良いんですよね。

ただ、問題は意識するのは良いものの、それでも行動もお金の使い方も改善できるとは限らないこと。

実際、私はSNSとかスマホゲームやった記録も「たすくま」に(なんとなく始めちゃうので大雑把ですけど)記録しておきながら、「また無駄な時間を使ってしまった!」となってます。

お金については同じで「マネーフォワード」で記録はバッチリでも、それを使って「浪費」を減らして「投資」を増やそうという状態になってないのが現状です。

振り返りが足りない

どうすれば、お金についても時間についても記録はしていても改善に活用できていない状態を改善できるのか。

このヒントが今回の講座で出てきた「家計簿」でした。

石澤さんの言う「家計簿」は、自分が意図して買ったものや受けたサービスについて自分が購入した目的を記録するためのもの。固定費や生活費を含む、網羅的な金銭管理は「マネーフォワード」に任せておいて、自分が「買おう」と思って購入したものを対象にした「買ったもの」リストです。

日々の記録の例
▲記録の例

ノートに手書きで書いて、時々ページをめくる際に振り返るのがポイントなのだと思います。

自分が「投資」と思ったのが、実は「浪費」だった。その逆に「浪費」と思っていたのが、意外に「投資」になっていた。

この「家計簿」に書いた内容を見返して、こういった振り返りを繰り返すことで、「経費」を効率よく使い、「浪費」を減らし、「投資」を増やして、有形無形の資産を増やしていくことにつなげようというのが、今回の学びでした。

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まとめ

今回は「なんとなく面白そう」という、目的意識が薄めの状態で参加しましたが、意識と行動が変わりそうな有益な内容でした。

さっそくノート買ってきたので、「家計簿」始めたいと思います。

石澤さんの言ってることは、お金も株式投資も日々の記録も基本は共通してます。

なぜその行動をやろうと思ったか、その前提を自分の中で曖昧にせずに、文字として書き出しておく。

そして、後で振り返った時にその前提と現状が違っていたら、行動を見直す。それが株式投資であれば、買った株を売る。今回の家計簿の話だと、買ったのが良かったので、その路線でさらに他にも買ってみる。あるいは、失敗だったので、買うのを辞めるという行動につなげる。

わかってはいるものの、なかなかできていないのが、この「振り返り」。

家計簿に限らず、私の場合「たすくま」の行動記録の振り返りも、せっかく記録しているのに、全然できていないので、やり方を考えたいと思います。

この記事を書いた人

阿部 雅彦 (まさ)

1971年 大阪市生まれ。現在は東京の下町に在住。
都内のメーカーで技術系スタッフとして働くサラリーマンブロガー。
高3と中2の二人の息子の父。
iPhoneアプリを駆使して毎日の行動を記録。人呼んで「変態ライフロガー」。