「やりたいこと」は「やらないといけないこと」じゃない「ツナゲルアカデミー2期 第3講」

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昨年から継続して受講している「ツナゲルアカデミー」。2か月に1度の定例会に参加してきました。

今回のテーマは「時間管理」。ゲスト講師は、先日著書を読ませていただいた池田千恵さん。

興味があって自分でもいろいろ試している分野なので、とても楽しみにしていました。

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「やらないといけない!」に追われないために取り入れたい、時間管理の改善ポイント

タイムトラッキングを続けるべきか

最初に立花さんの講演から。

立花さんは最近、長く続けられてきたタイムトラッキングツールを使った、詳細な行動の記録と振り返りを止められました。

そのことはブログで記事にもされています。

私もアプリは「Taskuma(たすくま)」ですが、同じように行動の記録を行っています。

立花さんが止められた理由は記事にも書かれていますし、今回の講演の中でもコメントがありました。

じゃあ、私も立花さんを見習ってタイムトラッキングを止めるかというと、まだ私は卒業のタイミングではないなと考えています。

どこかで細かい行動を管理するミクロな管理から大きな行動指針のレベルでのコントロールに移行するタイミングが私にもあるのかも知れません。

でもサラリーマンで自由が効く時間が少ない中で、「やること」を進めていく上で、私はこういう管理を続けたいと思います。

私の場合、単純にライフログマニアで細かい記録を残すことに快感を覚えるモノ好きというのも大きいですね。

▲こんな記録が残ってるとたまらないです(笑)

「やりたいこと」を「やらないといけないこと」にしない

立花さんが強調されていたのは、「やりたいこと」まで「やらないといけないこと」にする必要はないということ。

時間管理とか、タスク管理をしようとリスト化すると、そのリストに上がったことは「やらないといけないこと」になりがち。

そうなると、本当はやりたいことのはずなのに、やりたくなく感じてきてしまいます。

立花さんの後にお話しされた、彩さんの話にあった、『人は「やらないといけない」という「理性」の領域だけで動きがち。でも「やりたいのか、やりたくないのか」という「感性」の部分が行動のエンジンになる部分だから、こちらも大事にしないといけない(こういう趣旨だったかと)』というコメントがとても刺さりました。

「やりたいこと」リストを作る

立花さんは今回、「やらないといけない」ことになりがちなタスク管理は最小限に絞って、代わりに「やりたいこと」リストを整理されたそう。

期限の管理なども行わず、フリーに洗い出す意味でアウトライナー「OmniOutliner」を使われていました。

上がMac版、下がiPhoneアプリ版です。

「やりたいこと」リストの洗い出しを、私もやってみたいと思います。ただ「OmniOutliner」はそこそこお高いアプリ。

私は既に「Workflowy」を利用しているのでこちらを利用しようと思います。

詳しくは以下をどうぞ。記事中のリンクから申し込まれるとちょっとお得です。

「好き嫌い」を基準にする

「やりたいこと」を管理の対象にしてみよう。後半の今回のメイン、池田千恵さんの講演はそう考えながら聞き始めました。

先に本を読んでいた上での今回の講演だったんですが、やはり直接聴くお話は具体的でとても面白かったです。

その中でも「おっ」と思ったのが、自分の中で優先するタスクの基準は「好き嫌い」でいいよというお話。

立花さん、彩さんが話されていたことと共通していたので、とても印象に残りました。

自分の「好き」なことを「やる!」と決める。実現したらどうなるかを妄想してチャンスを確実に掴む。「ひとり時間」はその妄想のために使う、というお話が参考になりました。

タスクリストを見直してみた

今回、家に帰って「Taskuma(たすくま)」のリピートタスクを眺めました。これは「やりたいこと」なんだろうかと。

そして、まずは一部だけですが自分がタスク一覧に加えている理由を書き加えてみました。それを見れば、「やりたい」「やろう」と思った理由が思い出せるかなと。

▲持ち越しになっていたリピートタスクの後ろに追記。さて、手がなかなか付かないタスクがどうなりますか。

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まとめ

8人の受講生によるライトニングトークもとても面白かった第3講、とても刺激的でした。皆さん、プレゼン上手いんですよね。

全体を通しては、これからの時間管理を改善するのに大きな指針となる考え方を勉強できました。

「やりたいこと」リストについては、年末にみんなで書き出す場に参加します。そこまでにひとりでも整理してみたいと思います。

この記事を書いた人

阿部 雅彦 (まさ)

1971年 大阪市生まれ。現在は東京の下町に在住。
都内のメーカーで技術系スタッフとして働くサラリーマンブロガー。
高3と中2の二人の息子の父。
iPhoneアプリを駆使して毎日の行動を記録。人呼んで「変態ライフロガー」。