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吉越浩一郎さんの「社長の掟(おきて) 業績を上げ続けるための60則」を読みました。
著者の吉越さんはトリンプ・インターナショナル・ジャパンの元社長として、19年連続の増収増益を達成された方です。
この本は、その体験を通して、組織のトップに立つために吉越さんが必要不可欠と確信された要素を「社長の掟」として挙げられています。
圧倒的な実績に裏打ちされた内容。読んでいて迫力が伝わってくる一冊でした。
社長ではない、ふつうの会社員こそが読むべき本
挙げられている「掟」は、組織の長としてあるべき姿や身につけておくべきスキル。
例えば、「社長は、前例に縛られるな」、「社長は、数字と姿勢で文句を封じろ」、「社長は、ストレスをためるな」、「社長は、愚痴をいわない」等々。
ただ、この本は社長ではない私のような会社員こそ学ぶべき本だと思います。こういった能力はある日突然身につくわけではありません。組織の中で認められるためには、そうでない期間のうちに本書で書かれている能力を磨いていく必要がありますね。
また、組織の中で自分がリードしていかないといけないケースは、いくつもあります。
それに吉越さんも以下のように書かれています。「社長」を「上司」と置き換えて読むと会社員の方であれば感じるものがありませんか?
ビジネスパーソンは、これらの能力を身につけ、スキルを磨き、今の社長がダメならゆくゆくはあなたが社長になればいい。自分の会社を作ったっていい。ダメな社長の文句をいっていたって仕事はできるようにはならないし、ダメだとわかっている社長の下で諦め嘆きながら働くには、人生はあまりにも短い。
本書「はじめに」より
毎日必死で仕事してますか?
日々、上司の指示にストレスを貯めたり、漠然とした目的に向かって仕事をしています。
本書を読んで反省すべき点がいくつもありました。吉越さんが上司だったら毎日どやされてますね。
毎日の必死さが足りていないのだと思います。嫌だ嫌だと目の前のことから目を背けずに日々過ごしたいと思います。
もっと具体的に知りたくて
本書を読んで、書かれている内容をもっと具体的に知りたくなりました。
既に読まれた方から、以下の書をオススメされ読みました。吉越さんの最初の本です。まだ、社長として現役でいらした頃に書かれた本なので、毎日の業務の様子が生々しくて非常におもしろい本でした。
また、ちょうど1年前に、吉越さんが部下の方に仕事を指示する内容について書かれた以下の本も読んでいます(週ログじゃなくて、1記事にすれば良かったのになんで書かなかったのかな)。具体的な仕事術として、こちらの本もオススメです。