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株には昔から興味があって、オンライン証券の口座もずいぶん昔に複数開設して持っています。
ただ株ってどうしても一定額以上の金額が必要になるので、よく分からないまま買った銘柄が暴落するのが怖くて手が出せずにいました。
投資信託には小口からでも投資できることもあってチャレンジしましたが、こちらも少額を投資した程度。せっかく開設した口座ですが、あまり利用できていません。
ちゃんと勉強したいなとずっと思ってはいました。
ただ、証券会社が行なっているようなセミナーは販売が目的で本質的なことは学べない気がしたり、がっつり学ぶ口座は高価だったりでグズグズしてました。
そんなところにお友達がセミナーを開いてくれるというので、飛びついて参加してきました。
「トレード」と「投資」の違いを意識した「学び方」が分かる初心者向けセミナー
講師はユニークな経歴の元証券マン
今回参加したのは「寿命100年時代の株式投資」という3時間のセミナー。講師は石澤貴宏さんです。
彼は元証券マンですが、紆余曲折(?)あって現在はトレーダーをされています。ユニークな経歴は機会があれば是非ご本人から聴いてみてください。
「それおもしろいね」がキーワードです。
春から参加している「101年倶楽部」という集まりの主催者でもあります。
実は今回のセミナーのベースの考え方は、以前にも勉強会で教えてもらっていたんですが、バタバタして結局株の購入までいかずでした。
細かい疑問もあったので今回参加したんですが、内容がかなりパワーアップ。
これから口座を開く株の初心者にも分かりやすくて、始めてみようと思える分かりやすい内容でした。
株初心者は「トレード」を実践して「学べ」
石澤さんに以前から教わっているのが、現在の株価とその傾向を意識して行う「トレード」と、業績や世界の動向を意識して行う「投資」の違い。
長期的な展望や企業の分析、そしてリーマンショックのような大きなリスクへの備えが必要な「投資」より、初心者はまず短期間の値動きを元に利益を得る「トレード」から始めると良いよというのが石澤さんの教え。
最初はどの銘柄を買ったら良いかも分かりませんが、値上がり銘柄ランキングをベースに自分なりの理由を持って選ぶこと、その理由が外れた時は売るというのが基本的な考え方です。
行なった取り引きの記録を残して振り返ることを繰り返すことで力を付けていこうということでした。
本を何冊も読むより、実践が一番の「学び」ということですね。
石澤さんが実際にどのような記録を残して、どのような観点で売ったり買ったりしているのかを教えてもらったのがとても参考になりました。
最終的には「逆張り」の「投資」を目指す
目先の株式チャートを見て値動きで利益を得る「トレード」に対して、長期的な視野で捉えた場合にリターンが大きいのは「投資」。
特に世の中の多数がこうなるだろうと考えていることの逆をいく「逆張り」が当たると大きいです。
例えば、20年前にペットボトルに詰めた水やお茶がこれだけの市場を得ると考えていた人は少ないと思います。ということは、その頃に関連する領域に投資をし続けていた人は大きな利益を得ているはずです。
「投資」の観点を身に付けるには、これからの時代に何が注目されるのかを意識することが大切です。
今回はワークでそういったキーワードを洗い出すことを行いましたが、なかなか難しかったです。
▲最後はこんな感じのシートを作りました。詳しくはネタバレになるので、ぜひ実際に参加してみてください。
観点を育てるために石澤さんがやっていることを紹介してもらいましたが、要は人がやらないことをやることですね。
その中の一つ、新聞を読むのは多少意識してたんですが最近サボり気味なのでまた読むようにしたいと思います。
まとめ
今回のセミナーは、多少は説明がありましたが銘柄の選び方とかチャートの読み方といったテクニックでも、これから注目の業界といった投資セミナーでもありません。
こういった知識を自分のものにするためにやると良いことを教えてくれる内容でした。
それだけに事前の知識が無くても、誰でも理解できる超初心者でも参加できる株式投資の勉強会でした。
8月末にもう一回開催があるそうなので、興味のある方はぜひ参加してみてください。彼、同じことを何回もやるタイプでは無いと思うので、飽きちゃう前に参加するのが良いと思います。笑