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参加した人からの「書けないときにストレスがたまる」、「書きたいことが止まらなくて忙しくなった」というクレーム(?)が気になって、「結果的におもしろい人になってしまう、『雑ノート』という方法」というノート術の講座に参加してきました。
講師は、最近株式投資のことを教えてもらっている石澤さん。
日頃、自分の文章が型にはまっていておもしろくないなと感じているので「おもしろい人になってしまう」というフレーズに惹かれました。
この講座、受講前は「文面がおもしろい文章が書ける人になる」という趣旨かと思っていたのですが、受けてみると「独創的な内容でおもしろい文章を書ける人になる」ための講座でした。
受講後は早く試してみたくて、帰り道で「雑ノート」を始めるためのノートを買って帰ることになりました。
「雑ノート」とは
「雑ノート」で使っている「雑」という漢字には、「雑用」「雑貨」などで使う「こまごまとした」という意味や、「粗雑」などで使う「精密、精細ではない」という意味、「雑費」や「雑収入」での「はっきりと分類できない」という意味など、いくつかの意味があります。
これらの意味の中で「雑ノート」の「雑」は「いろいろなものが入り混じる」という意味。用途別にノートを分けず、ノートを1冊だけ用意して、そこに自分が身に付けた知識や、考えたことを何でも書いてみるのが「雑ノート」。
この「雑ノート」にはインプットしたことや考えたことを書くだけではなく、新聞の切り抜きやもらった資料など、自分が興味を持ったものをそのまま貼るのもあり。見せてもらった石澤さんの「雑ノート」には新聞の切り抜きの他に、街中でもらった選挙候補者のチラシも貼ってありました。
本を読んだり講座に参加したりしてインプットしたことや、いろいろ考えたことをノートに分けずに意図的に1つのノートに「混ぜる」ことで、「既存の知識」から「新しい自分なりの知識」が産まれるそう。
自分が関心を持った色々なことを雑多に見返していくと、自分なりの共通点が見つかるかもしれません。そうやって独自の考え方をたくさん持つことで「自分なりの言葉」で語れるようになると、「おもしろい人」になれちゃうかも。
情報を一箇所にまとめる
私の場合、手帳以外はそれほどノートを持っていないつもりだったのですが、書き出してみると「講座用ノート」「読書記録(マインドマップ)用ノート」「目標リスト用ノート」など、それでも何冊かのノートを分けて持っていました。
こうやってノートを分けてしまうと、その内容を読み返してもそれぞれで書いた内容同士の繋がりや組み合わせで、新しい発想が湧く可能性が低くなってしまいます。それに分けたノートのどれにも当てはまらない内容(例えば私の場合だと参加した講座や読書の結果以外)は、どこにも記録しようと思わないでしょうから抜け落ちてしまいますね。
ノートを分けずに1冊の「雑ノート」に自分が身に付けた知識を何でも取り込んで、後からそれらを雑多に読み返して混ぜる。確かにおもしろそう。
それに情報を時系列に一箇所にまとめるのは「『超』整理法」にも通じる考え方。「雑ノート」しか記録するところがなければ、後々書いた内容を探すのも簡単になるなと感じました。
ライフログとの違い
私の場合、ライフログという形でiPhoneをメインに使った日々集められる記録をEvernoteに集めています。
参考
毎日を記録する12のノートブック – Evernoteにライフログ まとめMasaLog
一箇所に情報を集めるという意味では「雑ノート」と被る気がしますが、私にとってライフログは記憶の補完。あまり振り返るものではなく、思い出したい時に検索して見つけられるようにするのが目的です。
振り返りが前提の「雑ノート」とはまた違う印象です。
まとめ
手書きの方がPCやスマホよりも記録する際に考えが広がるので、今までも読書の記録や講座の記録にはノートを利用していました。
今回の話を聴いて、ノートを1冊にして意識してインプットした知識を一箇所にまとめると、確かにおもしろいことになる予感がするので、早速実践してみることにします。
▲「雑ノート」には今までのノートを転用しても良かったのですが、いろいろ書いたり貼ったりするにはどこでも手に入る安いノートが良いかなと、新しいノートを用意してみました。
先日始めた「バレットジャーナル」は携帯する備忘録なので、こちらは継続予定です。
参考
「バレットジャーナル」始めました 〜 手持ちのノートで始める手帳術MasaLog