ほめてはいけない「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」 by 小倉広

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アドラー100の言葉

小倉広さんの「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」を読みました。

真っ赤な装丁がとても印象的な本です。

アドラー心理学に関しては、昨年のオススメ本に選んだ「嫌われる勇気」に続いて2冊目です。

内容的には被ります。「嫌われる勇気」は対話形式なので通して読むことでアドラー心理学の全体を理解しやすいと思います。一方、今回ご紹介する本書はアドラーの言葉を1つずつ見開き1ページで紹介しています。細切れに読みやすいのと、1テーマごとに集中しやすいので、自分に刺さる部分を探りながら読むのによいと思いました。

この2冊、両方読むのであれば、私の読んだ順番が正解かな。「嫌われる勇気」を読んだのは約1年前なので、今回はよい復習になりました。

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100の言葉を1つずつ噛みしめる

ほめてはいけない

今回読んだ中で、今の私の言動に一番影響を与えるんじゃないかなと感じたのが次の言葉。

ほめてはいけない。ほめることは「あなたは私よりも下の存在だ」「どうせあなたにはできっこない」と相手に伝えることに等しいからだ。

「上手ですね」とほめることは上から目線だといいます。そうではなく、横から目線の勇気づけとして「読んで心がラクになりました。ありがとうございました」と感謝を伝えると良いそうです。

ほめるという行為は、良い行為という認識でした。「あなたにはそんなことできないと思ったら、できるんだ」という意識から来ているのだとすると、確かに上から目線なのかも。

ほめるのではなく感謝や行為を認めるといった形で、相手を「勇気づける」形を自然にとれるように意識していきたいと思いました。

「今」の悩みに刺さる言葉

その他にもいくつか、ぐさっと心に刺さった言葉がいくつかありました。

例えば、仕事などでいろいろ悩みを抱えています。そんな中で、愚痴を言ったり弱音を吐いたりすることもあります。
この本ではそういった行為にも「目的」があると言います。

確かに、相手に自分のことを分かってもらうことで、同情して欲しい、評価して欲しい、助けて欲しいという「目的」で言っているのかも、と思い当たりました。

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あとがき

自分現状に照らして読むと、思い当たる節がいくつもあるのが、本書の言葉。

恐らく、読む時々によって刺さる箇所、感じることが違ってくるんじゃないかと思います。

また、折に触れて読み返してみたいと思います。