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仕事の成果が上がらない、仕事相手から怒られる、同僚や上司とソリが合わない。
仕事が「ツライ」と感じる理由は人それぞれ。
私の場合だと、いろんなことが心配でストレスを感じたり、思う通りに進まないと物凄く失敗した気分になったりして「ツライ」と感じます。
私がいろいろな本を読んでいるのは、こんなストレスを少しでも減らして、毎日を楽しんで過ごせたら良いなと思うから。
「ツライ」と感じる仕事を、良い方向に持っていくことができると良いなと考えています。
仕事が「ツライ」から抜け出す魔法のパスワード
今回読んだのは、心屋仁之助さんの『仕事が「ツライ」と思ったら読む本』。心屋さんの本を読むのはこれで4冊目。
あなたが仕事で「ツライ」と感じることは何でしょう?
「ツライ」と感じる時、どんな思いや気持ちでしょう?
例えば、この本では以下のような例が挙げられています。
- 「ミスが多い」→「情けない」
- 「同僚とソリが合わない」→「馬鹿にされているように感じて腹が立つ」
「またミスをしたらどうしよう」「あの人、苦手だけど合わせないといけない」と考えることがまず「ツライ」。
そしてその結果、成果があがらず情けなくなったり、同僚に腹が立つ(けど怒れない)のも「ツライ」。
それに対し、この本で「ツライ」から抜け出すために紹介しているのが、次の2つのパスワード。
- 「してはいけない」→「してもいい」
- 「しなくてはいけない」→「しなくてもいい」
例えば、上の例だとこのパスワードで、以下のように変えてしまいます。
- 「ミスが多くてもいい」→「情けなくてもいい」
- 「同僚とソリが合わなくてもいい」→「腹を立ててもいい」
「いやいや、ミスが多くちゃダメでしょう」「同僚に腹を立てたりしてはダメでしょう」とか、心がざわつくことほど、効果があるそう。
「してはいけない」「しなくてはいけない」というのは、それ以前の経験から脳が勝手に「これは危ない」と判断しているだけのこと。今回も以前と同じことになるかなんて分からないのです。
わざとミスをしようとか、意味もなく同僚に怒りましょうということではないです。
「やってはいけない」「こうじゃないといけない」と脳が勝手に制限していることを外してみようということですね。
まとめ
仕事をしていると、「〜しなきゃ」「〜しちゃマズイ」と思うことが、たくさんあります。
でも、どうなるか分からないことを心配していてもストレスが溜まって「ツライ」だけ。
ただ、自分の脳が信じる「常識」に囚われないようにするのは、なかなか大変かも。
自分が仕事の何に対して「ツライ」と感じているのか自問して、この本のパスワードで紐解いてみたいと思います。