72時間をあなたの手帳で管理すれば仕事は劇的にうまくいく by 久瑠あさ美 ~ 時間は3日間「ある」と考える時間術

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

久瑠あさ美さんの「72時間をあなたの手帳で管理すれば仕事は劇的にうまくいく」を読みました。

「毎日時間がない」「今日もやらないといけないことが終わらなかった」と感じている方向けの時間管理の考え方が書かれた面白い本でした。

私はこの本がきっかけで来年使ってみたい手帳を見つけましたよ。

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「3日=72時間」のフレームで「時間はある」という感覚を身に付ける

この本では時間のフレーム(枠)を「1日=24時間」ではなく「3日=72時間」で捉える時間管理の考え方が紹介されてます。

その日にこなそうとしているタスクを「今日中=24時間以内」に終わらせようとするのではなく、「3日=72時間」で終わらせればよいと考える。

このように考えて毎日のタスクをこなすことで、「時間がない」という感覚から「時間はある」という感覚にシフトしていこうというのが紹介されている考え方です。

本書の中では以下のように書かれています。

人は「時間がある」と思うと、現実にも「できる」と思えます。未来に「希望」を持てるようにもなります。時間が「ある」と感じることで、「できる」と感じられることも増えるため、落ち着いて物事に取りかかれます。

「時間はある」という感覚を身に付けて余裕を持つことで、「やらねばならぬこと」より「やりたいこと」を優先して予定を決められるようになろうというのが、その先にある目標です。

「72時間手帳術」とは?

本書では以上の考え方を身に付ける方法として、「72時間手帳術」という手帳の使い方が紹介されています。

その1つが、今日できなかったタスクを記入して翌日に持ち越すための繰り越し欄を設けることです。「3日間」というフレームにあまり意味がなくなってしまっているようにも感じましたが、今日1日で終わらなくても翌日に持ち越しても良いという感覚を身に付ける意味では趣旨に沿っていると思います。

また「やらねばならぬこと」より「やりたいこと」を優先していく感覚を身に付けるための、月間スケジュールと週間スケジュールの使い方も紹介されています。「やりたいこと」を優先して月単位、週単位で記入していくことで、「やらねばならぬこと」に必要以上に引きずられずに主体的に時間をコントロールするための時間管理の方法だと思います。

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具体的な利用イメージを探していたら……

本書の中にも上記の月間スケジュール、週間スケジュールの具体的な利用例が紹介されています。ただ、もう少し他の使い方のサンプルはないかなと検索していたらある手帳を見つけました。

「72時間手帳術」を試してみたいというのもありますし、その手帳自体が面白そうなので来年の手帳に使ってみようと思わず購入してしまいました。

この手帳については別の記事でご紹介したいと思います。

私はフライング気味で手帳を購入してしまいましたが、そろそろ来年の手帳を考え始める時期です。今年のこれまでの時間管理方法の振り返りをして、来年どうやって管理しようか考えてみるきっかけとして本書はお薦めです。ぜひ読んでみてください。

この記事を書いた人

阿部 雅彦 (まさ)

1971年 大阪市生まれ。現在は東京の下町に在住。
都内のメーカーで技術系スタッフとして働くサラリーマンブロガー。
高3と中2の二人の息子の父。
iPhoneアプリを駆使して毎日の行動を記録。人呼んで「変態ライフロガー」。