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赤羽雄二さんが書かれた『アクションリーディング 1日30分でも自分を変える“行動読書”』を読みました。
今年はこの本が49冊目の本になります。そこそこ読めてはいると思いますが、今年こそは年間100冊を目標にして3月頃までは良いペースだったことを考えると、少し息切れ気味。
読みたいけど読み切れない積ん読本も溜まってきたので、読書法を再度考えるきっかけになりました。
「受け身の読書」から「攻めの読書」へ
この本で書かれているのは、暇つぶしや行き当たりばったりの「受け身の読書」ではなく、自分で読む本を判断して、読む時間を作って、読んだ結果を仕事や生活に活かすための「攻めの読書」をするための方法。
その重要さを説明するために、本を読む理由から始まって、時間捻出術、見時間時間で読んだ内容を身につけるための読書術、その結果の活かし方、そして読むべき本を判断できるようになるための「情報感度」の高め方について、赤羽さんご自身が実践されている方法が解説されています。
読んだ目的、感じたこと、アクションはアウトプットしよう
この本の中では、本を1冊読んだらアウトプットとして「チャレンジシート」を書くという方法が紹介されています。
このチャレンジシートは1枚の用紙に以下の4点を書き出していくものです。
- この本を読んだ目的、ねらい
- 読んでよかったこと、感じたこと
- この本を読んで、自分は今から何をするか
- 3ヵ月後には何をするか、どうなっていたいか
本書を読むとpdfとパワーポイント形式でのフォーマットがダウンロードできるURLも紹介されています。
この項目、先日読んだレゾナンスリーディングで描くレゾナンスマップとも似通っています。読んだ後のアウトプットとして、こういった内容を書き出すのはやはり有効なんでしょうね。
赤羽さんは本書と連動する形で読書グループをFacebookグループで立ち上げられています。「チャレンジシート」を共有する場にもなっているようなので、興味があれば参加してみると良いと思います。他の方にも声をかけてくださいと書かれているので、リンクを貼っておきます。参加申請をすると赤羽さんにすぐ参加承認をしていただけます。私も登録してみました。
もう少し小説も読んでいこう
読む時間を確保するために、読書の優先度を上げてスケジュールに登録したり、読んだらアウトプットしようといったオーソドックスな内容が書かれた本でした。
本書を読んで、私は読書の優先順位を上げていこうと感じました。日々のタスクを管理している「たすくま」に毎日読書の時間を登録して読書時間は意識しているのですが、実行せずに持ち越す日も多いんですよね。もう少し無理なく読書できる時間帯や長さを調節したり、細切れにしたりしてみたいと思います。
またビジネス書だけでなく、半分は小説を読もうと書かれていたのも印象に残りました。自分とは違う人の人生や考え方を知るという意味で、本書の中では特に若い人にお薦めされています。積ん読に小説はあるんですが、最近まったく読めていません。何冊かに1冊は小説を混ぜてみようかと思います。
本書はこれから読書習慣を身に付けたいと考えられている方にとって、非常に参考になる内容が書かれています。「チャレンジシート」だけでなく、スケジュールや方法についても具体的な例が挙げられているので、実践に移しやすいと思います。
自分の読書スタイルが固まっていない方にオススメの1冊です。