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読者を「つかむ」文章を書くための3つのテクニック ー「読ませる」ための文章センスが身につく本 by 奥野宣之

【この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。】


ボールペンで文章を書く様子

最初の数行で読者をつかめ。

これはブログの読者を増やすための鉄則として、よく見かける内容です。

でも、じゃあどう書けば読者を引き込めるのかとなると、なかなか難しいのが現実です。文章術の本をいろいろ読んでは、あぁでもない、こうでもないと試行錯誤しています。

今回、読んだのは「「読ませる」ための文章センスが身につく本」。

この本では、「つかむ」「のせる」「転がす」「落とす」文章を書くための具体的なテクニックが紹介されています。
それぞれのテクニックについて、様々な作家の方が書いた「プロの技」が実例として引用されているので、ものすごく参考になります。

今回は「つかむ」に関するテクニックから、とくに実践してみようと思ったものを3点ご紹介します。

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読者を「つかむ」文章を書くための3つのテクニック

とりあえず言い切る

ブログで多くの方の目に触れる文章を書いていると、根拠のないことを言い切るのを躊躇します。ついつい、「など」「ほう」「とか」を付けてしまいがちです。

こういった、使わなくても意味が通じる「ボカシ言葉」を止めて、とりあえず機械的に断定してみる。すると、その後に続く文章も、遠回しな言い方や、語尾をぼかしにくくなるので文章に勢いがつくそうです。

「ボカシ言葉」に挙げられているのは、他に「という」「だろう」「ような」「かもしれない」「と思う」「ある意味」があります。

こういった表現、私も今まで多用してきたかもしれません。(←この「かもしれません」がボカシ言葉。「多用してきました」でいいですよね。)

紹介されていたその他の例も挙げます。修正案は私が書きました。
「○○や△△などの行為」→「○○や△△の行為」「○○や△△すること」
「御社のほうでご用意いただけますか」→「御社でご用意いただけますか」
「××とかいうことがある」→「××ということがある」

使わなくても意味が通じる「ボカシ言葉」。意識して減らしましょう。

「人称」を意識する

「僕」「私」「あなた」「彼」「高橋君」など、人間を表す呼び方である「人称」の使い方で文章に対する読み手の印象は、ある程度決まるそうです。

このうち、一人称である「私は」は、主語が明確な場合は入れない方が文章が引き締まります。
例えば、「私は犬が好きです」は「犬が好きです」の方がすっきりします。

「書かなくてもわかることは書かない」のが読ませる文章の鉄則。意識してみると良さそうです。

また、「あなた」のような二人称は相手との距離を詰める表現。

一方、「○○さん」のような三人称は少しドライな印象を持たせることで、相手との距離を取る表現なのだそうです。

たしかに「○○さんはどうしますか?」よりも、「あなたはどうしますか?」の方が親密な感じが出ます。

人称で読者との距離感を調整する技、念頭に置いて文章で使い分けましょう。

文章のレベルは下げる

以前の記事に書いたとおり、ネットの文章は「読まれない」前提で書くべきです。

そのためには読み手にかかる負荷を下げる意味で、文章レベルはギリギリのところまで下げた方が安心。本書によると、そのレベルは「小学生でもわかる」レベルが目標だそうです。そこまで下げようとしない限り、やさしい文章はなかなか書けないものだと書かれています。

このテクニックについては、以前読んだ、『「ひらがな」で話す技術』に書かれていた内容も思い出しました。この本でも『使う言葉は「簡単すぎる」くらいがちょうどいい』と、書かれてます。

こちらの本では、意味が伝わりにくい漢語や外来語をわかりやすくする方法として、次の3つの方法が紹介されています。「話す」際の言葉を対象にした方法ですが、文章でも活用可能な方法です。

  • 分解する
    「詳述します」→「詳しく述べます」と、漢語を分解してしまう方法。
  • 意味を説明する
    「視覚」→「視覚、つまり目に見えることを通じて…」と、「つまり」の後ろに説明を付けて理解を助ける方法。
  • 翻訳する
    「ダイバーシティ」→「タイバーシティとは、多様性、つまり…」と、ピンときにくい外来語を翻訳してしまう方法。「つまり」を繋げて説明を続けるとさらにわかりやすくなりますね。

応用して、読者に優しい、意味が伝わる文章を心がけましょう。

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あとがき

「読ませる」ための文章センスが身につく本」から、読者を「つかむ」文章を書くための3つのテクニックをご紹介しました。

ご紹介したのは、この本で書かれたテクニックのごくごく一部。

その他の「つかむ」テクニックだけでなく、「のせる」「転がす」「落とす」ための実践的な「技」がたくさん書かれた一冊でした。興味を持たれた方は、ぜひ読んでみてください。

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