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ブログを書いていく上で興味が湧いて、関連する知識を得るためにセミナーに参加したり、ブロガーが集まる場に参加したりしています。
そうしていると、だんだん「Webライター」という、Webメディアで文章を書くことを仕事にしている知り合いが増えてきました。
私自身は現在サラリーマンブロガーで、ライターになりたいという願望があるわけではありません。
ただ、好きで書いているブログと近い距離にある、書くことを仕事にするというのは、どのような仕事なのか興味はあります。
吉見夏実さんが書かれた「頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月稼げるようになるための強化書」は、そんなWebライターが知っておくべき知識について書かれた本です。
参加しているオンラインサロン「ギガ盛りブログ飯」から提供いただく機会があり、興味があったので手を挙げて読ませていただきました。
Webライターがどのように報酬を得ているのか、そのために気をつけるべき点が何なのかはもちろんですが、私のような単なるブロガーにも参考になるポイントがあり、非常に面白い本でした。
Webライターが「ちゃんと稼ぐために知っておくべきこと」はブロガーにも役立つ
この本で書かれているのは、Webライターをやっている方が仕事を上手くやって稼げるようになるためのノウハウ。
Webライターの場合、自分のブログに自分の思うように記事を書けば良いブロガーと違って、記事とその読者との間に、記事の執筆をWebライターに発注する「クライアント」が存在します。
そのため、この本で書かれているのはクライアントから継続的に仕事が得られるようになるために身に付けるべき、次の5つの習慣です。
- クライアントが求める原稿を作る
- 早く書く/原稿の質を上げる
- 受けるべき仕事、避けるべき仕事を見分ける
- ライターとしての評価を上げる
- 次につなげる活動をする
本書では、それぞれの習慣について具体的に行うべきことが紹介されていて、Webライターの仕事の進め方の一端を知ることができます。
ただ、その中にはWebライターに限らず、ブロガーにも有用なノウハウが含まれています。
例えば「クライアントが求める原稿を作る」上で力を入れるべき、検索結果で上位に表示されるためのSEO(Search Engine Optimization)のためのライティング技法について、夏目漱石の「坊ちゃん」の冒頭を書き換えた例が載っています。
書きたい内容に対して、どう書くとSEOを意識した文章になるのか、この例がものすごく的確で分かりやすいのです。SEOはたくさんの人に記事を読んでもらいたいブロガーにも必須の知識なので、非常に参考になりました。
その他、「早く書く/原稿の質を上げる」や「ライターとしての評価を上げる」の項でも、ブロガーにも参考になるノウハウが記載されています。
報酬こそもらえませんが、記事の読者をクライアントと考えて、その人に喜んでもらえるだろうかと考えること、そしてその読者から評価される書き手になることは、Webライターに限らず、ブロガーにも求められる重要なことです。
本書を読むことで、そういったポイントについて改善を考えるきっかけにもなりました。とりあえずプロフィールを充実させてみるとか……
まとめ
本書を読むことで、Webライターとブロガーとの違いと共通点がよく分かります。
報酬を得るために特定のクライアントに評価されるために文章を書く必要があるWebライターには、ブロガーとはまた違ったスキルが必要となる面があります。
ただ、多くの人に読んでもらうには、読み手やSEOを意識した文章を書く必要があるのはブロガーもWebライターも同じです。
ブロガーの方には文章を書くことが好きな方、得意な方が多いと思います。そんな方で文章を書くことでお金を稼いでいきたいと考えている人は一読してみると良いと思います。